台湾花蓮―石垣・与那国 水上バイクで545キロ挑戦


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 【八重山】台湾水上オートバイ活動安全推進協会が6月16日から5日間かけ、水上バイクで台湾花蓮―石垣―与那国―花蓮の計約545キロの渡航に挑戦する。同協会が4月27日、石垣市役所に八重山広域市町村圏事務組合理事長の中山義隆石垣市長を訪ね、計画を明らかにした。

台湾花蓮から水上バイクで八重山地域への渡航に挑む台湾水上オートバイ活動安全推進協会のメンバーら。中山義隆石垣市長(左から3人目)に意気込みを語った=4月27日、石垣市役所

 同協会は、水上バイクの普及を図るとともに国際交流事業の一環として、今回の事業を企画した。
 台湾各地から85~90人が参加する。水上バイク45台で花蓮を出発し、乗り手を交代しながら石垣島までの約260キロを運転する。その後、与那国島を目指し約135キロを進み、花蓮までの約150キロに挑む。そのほか、八重山の環境保護の取り組みや文化財の見学なども予定している。
 2012年4月には与那国町と花蓮市の姉妹都市締結30周年を記念して、同様に花蓮―与那国を渡航する交流事業を成功させた。今回はさらに八重山との交流を深めようと、より遠い距離の渡航を立案した。
 魏聖峰(ウェイションフォン)事務局長は「難しい事業への協力がうれしい。成功させて交流を深めていきたい。渡航先は石垣と与那国だが、竹富町西表島も台湾で人気。台湾で八重山を宣伝していきたい」と話した。
 中山理事長は「チャレンジが成功するようバックアップしていきたい」と渡航の成功を願い、激励した。