15日に嘉手納町のネーブルカデナで行われるプロボクシングの「2016琉球拳闘伝」に、南部農林高校3年で琉球ボクシングジム所属の小田翔夢(ショーン)(17)がライト級のプロボクサーとして初試合を迎える。
小学校5年のころにボクシングを始め、翌年には全国U―15ジュニアボクシング大会で優勝し、頭角を現した。同ジムの仲井眞重次会長も「身体能力も高く、勘も目もいい。きれいなボクシングをする」と評価する。
小田は「世界チャンプを目指すなら早くプロになるほうがいい」と、昨年12月にプロテストに挑戦し、合格した。15日のデビュー戦は西部地区新人王予選も兼ねる。相手はプロで試合経験のある池田知也(本田フィットネス)だ。
仲井眞重春チーフトレーナーは「相手は試合経験がある。小田は強いハングリー精神で臨めばいい」と背中を押す。小田は「今までの試合前とは違う気持ち」と緊張した様子も見せるも、新人王になる自分を常にイメージしており、「とにかく勝つ」と意気込んだ。
琉球拳闘伝は午後2時半開始。入場料はリングサイド指定席が前売り7千円(当日8千円)、自由席の前売りは5千円(同6千円)。小中高生は当日のみ2千円。問い合わせは琉球ジム。(電話)098(893)6670。