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キングス攻守圧倒 TKbjリーグ 京都に87―56

第2クオーター、ミドルシュートを沈めるドゥレイロン・バーンズ(普久原裕南撮影)

 琉球ゴールデンキングスが攻守で京都ハンナリーズを圧倒して87―56で勝利、優勝決定戦となるファイナル進出を決めた。14日に東京の有明コロシアムで行われたプロバスケットボールTKbjリーグのプレーオフ(PO)西地区決勝。キングスは第1クオーター(Q)から攻撃が爆発し、喜多川修平や岸本隆一のアウトサイド、イバン・ラベネルのインサイドと効率よく点を重ねた。リードして迎えた第2Qに京都の追い上げを受けたが、アンソニー・マクヘンリーやドゥレイロン・バーンズが要所で点を重ねて、50―31で前半を終えた。第3Qに入ると守備が機能して京都をわずか3点に抑え、第4Qもリングを目指す力強い攻撃を貫いて快勝につなげた。キングスは15日のファイナルで東地区の富山グラウジーズと対戦する。(観客7598人)

▽西カンファレンス決勝
琉球ゴールデンキングス(リーグ2位)
 87―56(28―12,22―19,20―3,17―22)
京都ハンナリーズ(リーグ1位)

 【評】キングスが第1Qで試合の主導権を握り、最後まで勢いを維持した。第1Qは喜多川や岸本の3点弾で勢いに乗ると、第2Qはバーンズの得点などでリードを広げた。第3Qは足を使った守備で京都の攻撃陣に仕事をさせず、わずか3点に抑えて大幅にリードを広げた。京都は前半でペースを乱すと、後半も持ち直すことができなかった。(平安太一)


キングス―京都 第3クオーター、速攻からレイアップで得点を決める岸本隆一=14日、東京都の有明コロシアム(普久原裕南撮影)

◆序盤から持ち味存分
 圧巻の第1Qだった。試合開始から数秒で喜多川修平が3点弾を沈め、岸本隆一も外からリングを射抜いて続いた。喜多川が「積極的に打つ自分の仕事ができた」と言えば、岸本は「自分たちのやるべきことをプレーで表現しようと話し合った」と振り返る。人とボールが動き続けるキングスらしさをコートにぶつけ、第1Qだけで16点のリードを奪い取った。
 2年ぶりに戻ってきた有明のコートで、キングスの選手たちは伸び伸びとプレーしていた。リーグ屈指の守備力を誇る京都を相手に、インサイドでラベネル、アウトサイドで岸本とバランスよく攻め立てた。ターンオーバーでリズムに乗れない時間もあったが、粘り強く守って我慢し続けた。伊佐勉監督は「ミスしてもチームで挽回しようと伝えた」と何度も苦境を乗り越えた選手をたたえる。
 前半だけで19点のリードと圧倒したが、第3Qは「0―0の気持ちで入った」(喜多川)。リングにアタックする攻撃力はそのままに、タイトな守備で京都のシュートを防いだ。伊佐監督は「攻撃でアグレッシブに行った結果、ディフェンスの足も動いていた」とうなずいた。
 キングスらしさを存分に見せつけ、リーグの頂点を決める戦いに駒を進めた。それでも岸本は「もっといいプレーができる」と断言する。熱い声援を送り続ける大勢のファンと最高の瞬間を迎えるまで、キングスの挑戦は終わらない。(平安太一)


◆バーンズ躍動最多23点
 バーンズには有明のコートがよく似合う。横浜で、そしてキングスで頂点を経験した背番号2は、大観衆が詰め掛ける大舞台でも気負うことはなかった。軽快なステップでインサイドに切れ込めば、相手の守備をものともせずボールをねじ込む。外からもリングを射抜き、両チーム最多の23得点で勝利を呼び込んだ。それでも「チームメートが流れをつくってくれたおかげ。みんなで勝ち取った数字だ」と仲間のサポートを一番に喜んだ。
 嫌な空気を何度も変えた。キングスのファウルが続いて京都に流れが傾きかけた第2Q。ベンチからコートに送り出されると、すぐに得点してチームを鼓舞した。
 第3Qはバスケットカウントを奪うなどリングに向かう積極性を示し、第4Qは豊富な運動量で速攻に絡んだ。「シーズンを通してやってきたことをチームとして遂行できた」と力を発揮できたことに達成感をにじませる。
 地区準決勝で敗れた昨季の悔しさを乗り越え、たどり着いた有明の舞台。「強い気持ちを持ってここに来た」と力を込める。しかし目指すべき場所にたどり着くために、最後の大一番が残されている。「後悔しないように、全てをコートに置いてくる」。次戦を見詰める瞳に闘志が宿った。(平安太一)

◆ほっとしている
 伊佐勉監督(キングス)の話 勝ててほっとしている。ゲームプラン通り行ってタイムシェアもできた。いいゲームだった。最初の1秒から自分たちのバスケットをセットしようと選手に伝えて、一発勝負の有明でアグレッシブに攻めて守れた。明日も1秒目からキングスのバスケをやる。

◆沖縄素晴らしい
 浜口炎HC(京都)の話 沖縄が素晴らしいプレーをしていた。第1Qはうちがシュートを決めることができず、相手に決められた。オフェンスはうちが良かった。ファウルは取り上げてもらえなかったけど、しっかりとリングにアタックしていた。



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