純白のドレス着心地は久米島伝統の…


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久米島紬の生地を用いて企画・制作された新作ウエディングドレスのお披露目会=9日、久米島紬ユイマール館

 【久米島】クリエーティブデュオ「O」の吉村そらさん(26)と翁長夕貴さん(29)が手掛けた、久米島紬(つむぎ)の生地を用いて企画・制作された新作ウエディングドレスのお披露目会が9日、久米島紬ユイマール館で行われた。

 第2弾となるドレスは、千枚岩で染めたクリーム色の久米島紬で流れる水を表現したデザイン。ウエディングドレス姿の吉村さんが登場すると、参加した織り子らは盛んにカメラを向けていた。

 モデルやアーティストとして幅広く活躍している2人は、2014年に友人に紹介された久米島紬に魅了され、もっと若者に広く知ってもらいたいという思いから、ウエディングドレス制作を始めた。島に通い詰め、生産者と共に作り上げたウエディングドレスは織り子たちにも評判がいい。
 久米島紬事業協同組合の松元徹理事長は「若い方が久米島紬に興味を持ってもらえて大変うれしい」と喜んだ。

 吉村さんは「着物という形ではないものを作ってみたかった。今後は幅広い年齢層に対応できるデザインを考えていきたい」と話した。
 着用しているドレスと第1弾の久米島の観光名所をイメージして作られたドレスも共にレンタル可能。問い合わせは先はiacj社、電子メールアドレスはnot_crew@iacj.co.jp
(盛長容子通信員)