事件の全容解明要求 石垣市議会が抗議決議 「若者の未来断ち切った」


この記事を書いた人 金城 美智子

 【石垣】うるま市の会社員女性(20)の遺体を恩納村の雑木林に遺棄した疑いで元米海兵隊員で軍属の容疑者(32)が逮捕された事件を受け、石垣市議会(知念辰憲議長)は20日午前、臨時会を開き、事件に抗議する決議を全会一致で可決した。

 決議は事件について「前途ある若者の未来を断ち切り、親族や友人、関係者、県民を悲しみと怒りに陥れた」と糾弾した上で「度重なる米軍人や軍属による事件・事故は県民に不安と恐怖を与えている。再発防止策を講ずるよう要請してきたが効果を上げていない。より抜本的な対策が強く求められる」と指摘し、事件の全容解明を求め、厳重に抗議している。

 宛先は米国大統領、駐日米国大使、首相、外相など。【琉球新報電子版】