徳田(女子1年走り幅)大会新V 陸上・県中学選手権


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1年女子走り幅跳び 最終試技で大会記録を大幅に更新し、県中学1年記録にあと2センチと迫る5メートル05を跳ぶ徳田珠月(ペガサスアスリートク)=21日、県総合運動公園陸上競技場(普久原裕南撮影)

 陸上の第38回県中学校選手権大会が21日、県総合公園陸上競技場で開幕し、女子1年走り幅跳びで徳田珠月(ペガサスアスリートク)が大会新の5メートル05を記録して優勝した。女子2・3年1500メートルは仲愛琳(北谷)が5分00秒99で2連覇を果たした。男子2・3年100メートルは上原広慈(普天間)が11秒42で大会記録に迫り、女子1年砲丸投げは仲宗根夢来(本部)が8メートル47で制した。2日目の22日は同競技場で2・3年の砲丸投げや400メートルリレーなどが行われる。

◆大跳躍、県記録まで2センチ/徳田
 女子1年走り幅跳びは徳田珠月(ペガサスアスリートク)が大会記録を二度塗り替えた。6回目の試技を終え「(計測を)横から見ていった感があった」。記録を確認した瞬間に喜びがあふれ、笑顔がはじけた。これまでの自己ベストは4メートル93センチ。大幅な更新に「飛べると思っていなくてうれしかった」と喜ぶ。

 上体を倒し、手を前にだらんと垂らす独特のフォームで「頭をリセット」してから、大きなストライドで一気に駆け抜ける。体を1本の棒と考えて最後の一歩は歩幅を短くし、真っすぐ前に力を加える。162センチの引き締まった体が高く前に躍動した。

 5メートル飛ぶことを意識していたため、2回目の試技で4メートル88の大会新を記録した時は冷静だった。大会に臨む姿勢を「ちょっと気が抜けていた」と反省し「アップをしっかりできず、最初から5回目までは体が重く、高さが出なかった」と振り返る。4回目の試技後、知念玲亜監督から「早いもも上げをやって」とアドバイスを受け、「もも上げで変わった」。早く動かすことで踏み切り前の動きにつながり、さらなる跳躍力につながった。

 大会新記録を出したが、「県の中1記録まで抜きたかった」と悔しさをのぞかせる。一方、同記録まで2センチに迫り、手応えも感じた。

 飛ぶ際に腕がバラバラになるため、上体を前に持って行き、腕を前に振り下ろすことを追求する。「もっと飛び方を直したい」と飽くなき向上心で「6月の大会で大会新記録を出し、中1記録も抜きたい」と意気込み、自分の記録との戦いが続く。(崎原有希)