日本自動車連盟(JAF)沖縄支部(野原朝昌支部長)は16日、警察庁と合同で実施した2023年のシートベルト着用状況全国調査の結果を発表した。県内の後部座席のシートベルト着用率は一般道で前年比0.6ポイント減の12.6%、高速道で同6.0ポイント増の52.8%となり、一般・高速道ともに5年連続全国ワーストだった。全国の着用率(一般道43.7%、高速道78.7%)を大幅に下回った。後部座席のシートベルト着用は08年から義務化されたが、依然として着用率は低い。県内の運転席シートベルト着用率は一般道で98.7%、高速道で98.0%だった。
調査は23年10月10日~11月10日に実施。一般道路は全国781カ所、高速道路は全国104カ所で、目視で確認した。県内の調査は一般道が10月17日、高速道は同20日に計14カ所で実施した。JAF沖縄支部は「悲惨な事故をなくすため、全乗員のシートベルト着用率向上を訴え、積極的に啓発活動を進めていく」としている。