マスターズ金メダリストと勝負だ! 陸上教室で笑顔


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 【中城】吉の浦総合スポーツクラブによる「トップアスリートから学ぶ陸上教室」が17日、中城村安里の中城村民体育館で開かれた。アスリート工房代表の譜久里武さんが講師を務め、自身の体の動きを見せながら、参加した小学生67人に速く走るこつを指導した。

 生徒らは、ストレッチの後、(1)手は指先をそろえて開き、腕を大きく振る(2)地面に着けた足は真っすぐにする―などのこつを教わった。講師の手本を基に、室内ランやミニハードルで学んだことを実践した。

 譜久里さんは「こつが分かれば、誰でも速く走れる。教室で自信をつけて、走ることを好きになってもらいたい」と話した。

 2年連続で参加した知念凌生君(8)=琉大付属小3年=は「去年より速くなって、譜久里先生に勝てるようになりたい」と話した。

 譜久里さんは昨年、同教室の生徒らに金メダルを見せると約束。約束通り獲得した「第21回世界マスターズ陸上選手権」の40~44歳クラス400メートルリレーの金メダルを持参した。

 休み時間にはメダルを手に、うれしそうに写真を撮影する生徒らの姿が見られた。

児童と一緒に走って指導する譜久里武さん=17日、中城村安里の中城村民体育館