デニー知事、オスプレイ飛行再開方針に「このまま飛ばさず撤回が一番」「危険回避の取り組み説明を」 沖縄


デニー知事、オスプレイ飛行再開方針に「このまま飛ばさず撤回が一番」「危険回避の取り組み説明を」 沖縄 オスプレイの飛行再開について、米側から日本政府に日程調整の打診があったことについて「飛行再開の前に、徹底的に原因究明し、どう改善されたかの説明を受けなくてはならない」と話す玉城デニー知事=8日、沖縄県の金武ダム
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 沖縄県の玉城デニー知事は8日、米軍の垂直離着陸輸送機V22オスプレイの飛行再開について米側から日本政府に日程調整の打診があったことについて、「飛行(再開)の前に、徹底的に原因究明し、どう改善されたかを米側から説明を受けなくてはならない。政府としても、二度と悲惨な事故を起こすことがないよう、徹底的に米側に申し入れてほしい」と話した。

 渇水対応のために視察に訪れた金武ダムで、記者団の質問に答えた。

 オスプレイは、昨年11月に鹿児島県の屋久島沖で墜落し、同12月から全世界で飛行を停止している。

 玉城知事は「われわれはオスプレイの配備を撤回するよう、ずっと要望している。できればこのままずっと飛ばさず撤回するのが一番だが、運用(再開)するに当たって、危険を回避するためにどのような取り組みをしたのか丁寧に説明してもらいたい」として、地元に十分な説明をしないままで飛行を再開しないよう政府にくぎを刺した。

 また、「配備撤回は県民の強い気持ち。それを国がどのように受け止めて対応するか、引き続き注視したい」と話した。(沖田有吾)