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オスプレイ再開に抗議 嘉手納議会、三連協 飛行停止求め 沖縄


オスプレイ再開に抗議 嘉手納議会、三連協 飛行停止求め 沖縄 嘉手納町役場
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 嘉手納町議会(仲村渠兼栄議長)の臨時議会が5日開かれ、米軍嘉手納基地に駐機している米海軍CMV22オスプレイの飛行再開に抗議する意見書と抗議決議を全会一致で可決した。意見書は日本政府の各機関、抗議決議は米国・米軍の関連機関など宛。沖縄市、嘉手納町、北谷町でつくる、嘉手納飛行場に関する三市町連絡協議会(三連協)も同日、嘉手納基地での同型機の飛来や運用の中止を求める抗議・要請書を日米関係機関に送付した。

 嘉手納町議会の意見書は、昨年11月の鹿児島県・屋久島沖のオスプレイ墜落事故の原因究明と有効な再発防止策が講じられるまでの全てのオスプレイの飛行停止などを求めた。臨時会後に沖縄防衛局の伊藤晋哉局長に手渡した。伊藤局長は「原因は部品の不具合と特定されており、同種の事故の予防は可能と考える」と説明した。

 要請を終えた町議らは「そもそも配備する時から事故が多いと分かっており『配備をするな』『頭上を飛ばすな』というのが大きな前提だ」などと話した。

(石井恭子、福田修平)