【宜野湾】米軍の垂直離着陸輸送機オスプレイの飛行再開について米側が日本政府に日程調整を打診したことを受け、米軍普天間飛行場がある沖縄県宜野湾市の松川正則市長は8日、政府に対し「情報、説明をしっかり対応していただけるようにはっきり申し上げたい」と述べた。
松川市長は飛行再開を前に事故原因などの詳細説明を、どの段階で受けるかなどは未定だとした上で、「(オスプレイは)日米が使用しており、自衛隊員の整備にも関わるので、簡単に飛ばすことはないと思っている。政府はしっかり対応していただけると思う」と述べた。
昨年11月に鹿児島県・屋久島沖での米軍オスプレイ墜落事故後、同12月から米軍は全世界のオスプレイの飛行停止措置をとっている。
木原稔防衛相は8日午前の閣議後会見で、米側から日本国内のオスプレイの飛行再開に向けた日程の調整を求められたと述べた。 (名嘉一心)