慢性期患者を小型飛行機で搬送 メッシュ・サポート


この記事を書いた人 金城 美智子
搬送する患者を小型飛行機に乗せる医療スタッフら=31日、那覇空港

 名護市宇茂佐の特定非営利活動法人メッシュ・サポート(小濱正博理事長)は31日、県内の病院で手術を受けた沖永良部島出身の男性患者(47)を、医療用小型飛行機で自宅のある沖永良部島に搬送した。

 同法人はへき地・離島の医療格差改善のため、2008年から民間救急ヘリコプターを運航している。15年、クラウドファンディングで3500万円以上の資金を集め医療用飛行機を購入した。容体は安定したが定期的に通院が必要な慢性期患者の搬送が可能になった。

 患者の母親(73)は「船で通うのは8時間もかかり非常に大変だ。メッシュは医療スタッフも一緒に搬送してくれるので、安心だ。とても感謝している」と笑顔で語った。

 この飛行機に関する問い合わせは事務局☎0980(54)1006。メッシュの支援窓口は、ゆうちょ銀行01770(5)135567。【琉球新報電子版】