県保健医療部は6月1日から、ハブクラゲ発生注意報を発令する。9月30日まで。県によると、2015年に報告があった県内のハブクラゲ被害は131件。うち81件はハブクラゲ侵入防止ネットの内側で発生した。
県は(1)遊泳時に肌の露出をできるだけ避ける(2)海に出掛ける際は、酢を持って行く―などの対策を勧めている。
県によると、昨年の被害のうち、ネット外側では13件、ネット内外不明は2件。ネット未設置ビーチで31件、被害場所未記入が4件だった。
注意報は、海水浴シーズンとハブクラゲが成長する時期が重なることから発令される。県は、刺された場合は(1)激しい動きをせず近くにいる人に助けを求める(2)刺された部分はこすらず、酢をかけて触手を取り除き、氷や冷水で冷やす(3)応急処置をして医療機関で治療を受ける―の対処を呼び掛けている。