8月にブラジルで開かれるリオデジャネイロ五輪で、重量挙げ62キロ級日本代表に選ばれている糸数陽一選手が8日、母校の豊見城高校を訪ね、生徒らから激励を受けた。また、同校ウエートリフティング部の練習にも参加した。
同校体育館では激励会が開かれ、拍手とともに迎えられた糸数選手は、花束を贈呈された後、応援団から熱いエールをもらった。日本代表に選ばれた努力について、糸数選手は「最終目標を遠くに置き、見失わず一歩一歩進めば、よそ見や誘惑があっても夢は必ずかなう」と思いを語った。
その後、糸数選手は世界ジュニア選手権で代表入りした知念光亮選手や同校卒の仲西弘一氏と、ウエートリフティング部の練習に参加。軽く汗を流しながら、後輩らに体の動かし方やバーベルを持ち上げる技術を指導した。
同じバーベルで交互に練習した同校3年の大城良太さんは「挙げるスピードが違う。五輪選手との初練習で何かつかめる感触があった」と充実した表情で語った。