「名護の新たな特産に」 仲村さんアラゲキクラゲ初収穫


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大人の手のひらほどに育ったアラゲキクラゲを丁寧に収穫する仲村悦二さん=2日、名護市嘉陽区

 【名護】名護市嘉陽区の仲村悦二さん(64)のビニールハウスで2日、アラゲキクラゲの初収穫が行われた。

 国内市場に出回っているキクラゲの95%以上が中国産と言われる中、沖縄県内の夏場の気候(高温多湿)に適した作物として注目されている。
 仲村さんは、市の地域おこし支援員の指導・支援を受けながら、アラゲキクラゲの種菌がまかれた市販の菌床を5月14日にハウス内に設置。1日3~4回の散水で、20日後には一つの菌床(重さ1・0キロ)当たり約330グラム(標準・300~400グラム)が収穫でき満足げだった。
 地域おこし支援員の岸本公次さんは「平地の少ない久志地域で、夏場の栽培作物としてアラゲキクラゲは有望」と話した。(嶺井政康通信員)