32都道府県で抗議集会計画 19日の県民大会と連動 米軍属事件


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 【東京】米軍属女性暴行殺人事件に抗議するため那覇市の奥武山公園陸上競技場で19日に開かれる県民大会と連動する「怒りと悲しみの沖縄県民大会に呼応するいのちと平和のための6・19大行動」が同日午後2時から国会正門前で開かれる。集会は「戦争させない・9条壊すな!総がかり実行委員会」と「『止めよう!辺野古埋め立て』国会包囲実行委員会」の共催。18日から19日にかけて全国アクションとして東京含め32都道府県でも集会が開かれる。

 集会は地位協定の抜本改定、米軍普天間飛行場辺野古移設計画の断念、海兵隊の全面撤退などを求める。実行委員会などが15日、衆院第2議員会館で記者会見し、事件を本土の人が考えることの必要性などを訴え多くの参加を呼び掛けた。

 国会包囲実行委で沖縄・一坪反戦地主会関東ブロックの青木初子さん(名護市出身)は「この苦しみや複雑な痛みを日本の人は分かってくれるのか。安保条約の締結によって沖縄に基地が置かれ、沖縄を踏みにじって日本は繁栄してきた。沖縄をまた捨て石にしてはいけない」と涙ながらに語った。

 総がかり行動実行委の福山真劫さんは「沖縄の怒り、悲しみを本土、東京のわたしたちがどれだけ受け止めて、どれだけ本気で沖縄と連帯していくのかということが問われ続けてきている」と話した。