◆アンパンマンアイスがパッケージリニューアル
ミルク味のラクトアイスにチョコレートソースが入った優しい味。アイスなのにさっぱりとした後味が魅力の沖縄明治乳業の「アンパンマンアイス」。沖縄県民なら子どもから大人までおなじみのこのアイス、実は沖縄でしか買えないって知っていましたか?
◆子どもの味方
アンパンマンアイスの誕生は今から26年前の1990年。「子どもたちが笑顔になるものを」と、パッケージのキャラクターには子どもたちに絶大な人気を誇るアンパンマンに白羽の矢が立った。
そこで、沖縄明治乳業はアンパンマンの著作権を持つ日本テレビとライセンス契約を結び商品を開発。味は子どもたちが大好きなミルク味をベースに、沖縄県民の大好き!?チョコレートソースを入れ込み、ミルク味とチョコ味のバランスが絶妙なおいしさを作り出した。そして子どもたちがお小遣いで買える手頃な価格、しかも当たり付きとなっている。子どもの頃、当たり棒を大切に持っていたのを思い出す。
◆沖縄県内のみでの販売です!
全国区のキャラクターを使ったアイスが地域限定販売であることに驚く人は多い。観光客から「県外で購入できないのか」という問い合わせもあるが、企画課の比嘉さんは「残念ながら県外での販売はしていません。沖縄にいらしたときにぜひお買い求めください」と頭を下げる。
◆実は名前も変えました!
不動の人気を誇るアンパンマンアイスは今年、パッケージをリニューアルした。色はこれまでのピンクからクリーム色に。アンパンマンと仲間たちがデザインされたにぎやかな印象だ。商品名も「アンパンマンアイスのお店」から「それいけ!アンパンマンアイスバー」に変わった。担当者の銘苅さんは「実はこれまで『アンパンマンアイス』は通称でした。社内でも正式名称で呼ぶ人はいなくて、今回皆さまに親しまれている名前にしました」と明かす。
◆ドキンちゃんアイス新発売!
アンパンマンアイスのパッケージリニューアルとほぼ同時に、姉妹品「ドキンちゃんアイス」も発売した。いちごミルク味のラクトアイスに練乳味のホワイトチョコソース入り。発売と同時に話題となっている。
アンパンマンアイスの発売当時、親にアイスを買ってもらっていた子どもたちは親となり、今度は自分の子どもにアイスを買う側になった。「親子二代、三代で食べている人も多い。子どもから大人までずっと愛されるアイスであり続けたい」。沖縄明治乳業の社員たちの願いだ。