全九州高校総合体育大会は20日も九州各県で行われた。テニスの女子団体で、沖尚が準優勝した。同個人シングルスは下地奈緒(沖尚)が2位だった。バドミントンのシングルスは女子の與儀美羽(南風原)が準々決勝で敗退した。同男子の新里智司(南風原)は2回戦で敗退した。自転車競技の個人ロードレース決勝に出場した平安山良希(北中城)は16位に終わった。
◆完全アウエーで苦戦
テニスの女子団体決勝に進出した沖尚の相手は、地元開催で大声援を受ける強豪・柳川。沖尚は完全アウェーの中で自分たちのテニスができず、一歩及ばなかった。
シングルスの下地奈緒は個人単と同じ相手に「最初から積極的にいけなかった」と2―8で敗北。同じシングルスの足立有香も1―8で敗れた。個人複で2回戦敗退した儀武幸希は初めてペアを組む前田優歩と勢いよく攻めた。7―3のマッチポイントで勝利をつかみかけたが、サーブミスからリズムを崩してしまう。さらに相手前衛のフェイントに揺さぶられて、逆転を許した。
試合後にメンバーと確認したのは、苦しい状況でも気持ちで負けないために団結力を高めること。儀武は「普段の練習から声出しを欠かさず、常にモチベーションを高めていく」と、気を引き締めた。