県憲法普及協議会と沖縄人権協会、日本科学者会議沖縄支部は、憲法記念日の5月3日に「2024憲法講演会」を浦添市のアイム・ユニバースてだこホールで開く。第2次大戦時の独ソ戦を舞台にした小説「同志少女よ、敵を撃て」の筆者、逢坂冬馬氏が登壇し、「戦争と平和~希望につながる抵抗の力~」を演題に講演する。
逢坂氏は、イスラエルによるガザ侵攻への抗議デモに参加するなど作家活動以外でも平和のための発信を続けている。
26日に県庁で会見した普及協議会の加藤裕会長代行は、世代交代が進み、沖縄戦の記憶が薄らいでいく現状を踏まえ、「戦争体験を受け継ぎ、再び戦争を起こさせない、止めるために市民は何をすべきなのかということを文学で訴えようとしている」と逢坂氏の作品の意義を強調した。
在沖縄ミャンマー人会のチョチョカイ会長らによる、国軍のクーデターで市民の犠牲が相次ぐミャンマーの現状を報告するトークイベントも行う。
入場料は一般千円(学生、障がいのある人は500円、高校生以下は無料)。定員は千人。オンライン参加は無料だが、事前申し込みが必要、30日が締め切り。オンライン参加の申し込みは(https://docs.google.com/forms/d/e/1FAIpQLSer_yt9LtX-aDVOoTVXVMDv5rn8J6JycRrj09WazIVQhUHQng/viewform)から。問い合わせは県憲法普及協議会、電話098(917)1088。
(安里洋輔)