プロバスケットボールBリーグ1部の年間王者を決めるチャンピオンシップ(CS)が10日、開幕した。クオーターファイナル(QF)で琉球ゴールデンキングス(西地区2位)は東京都の有明コロシアムでアルバルク東京(東地区2位)と対戦し、ダブルオーバータイム(再延長戦)の末、81-80で勝利した。
前半、互いの堅守が決まり、なかなか差をつけられない。しかし、第2クオーター(Q)は次第にキングスのシュート確率が下がる中で、A東京はしっかりと決めて、点差が開き29-43で折り返した。後半に入ると第3Qに岸本隆一が3点弾を3度決めるなど猛追、4点差まで詰めて第4Qに持ち込んだ。
第4Qはヴィック・ローがフリースローを決めて1点差まで詰め寄るも、相手の連続得点で点差をつけられる。アレン・ダーラム、今村佳太の連続3点弾などで1点差まで詰め寄り、ローの得点で逆転するも、A東京もフリースローを決めて、オーバータイムへ突入した。
オーバータイムも点を取り合う展開が続き、再延長戦へ。A東京にリードされるも最後は岸本が3点弾を決め、逆転で勝利をつかんだ。
QFのもう一試合の宇都宮ブレックス―千葉ジェッツは82-70で千葉Jが勝利した。
キングスの第2戦は11日午後7時5分、東京都の有明コロシアムでA東京と対戦する。1勝1敗の場合は13日午後7時5分から、第3戦が行われる。
(屋嘉部長将)