沖縄県健康長寿課は13日、日本脳炎ウイルスに対する注意喚起を行った。脳炎ウイルスを増幅させるブタの抗体検査を実施したところ、日本脳炎注意報発令基準は超えないものの、新鮮感染を示す抗体が検出されたため、早期警戒を呼び掛けている。県は予防策として蚊の発生源である水たまり除去の他、蚊に刺されないよう長袖・長ズボンの着用と虫よけスプレーの使用、日本脳炎ワクチンの予防接種を勧めている。
日本脳炎は、ウイルスを保有する蚊が人を吸血することで感染する。人から人へ直接感染することはない。県内では1998年に1例(50代男性)、2011年に1例(1歳男児)の患者報告がある。