未来の詩人 晴れやかに 神のバトン賞 12人を表彰


この記事を書いた人 新里 哲

 未来の詩人誕生を期待し、県内の小中高校生の詩を顕彰する「第14回神のバトン賞」(琉球新報社主催)の表彰式が15日、那覇市天久の琉球新報社で開かれた。入賞者12人は家族らが見守る中、表彰状を受け取り、感性あふれるそれぞれの受賞作品を朗読した。

 高校生、中学生、小学校高学年、同低学年の4部門に、今年は406作品が寄せられた。正賞に当たる神のバトン賞を受賞したのは、伊福瑠菜さん(糸満高2年)、砂川楓さん(石垣第二中1年)、黒島日向さん(若狭小5年)、吉川琉碧君(玉城小3年)。

 佳作は久保田未来さん(糸満高1年)、大城沙采さん(辺土名高3年)、渡辺優斗さん(屋我地ひるぎ学園8年=屋我地中2年)、垣花元さん(仲井真中1年)、大濱弘夢君(馬天小5年)、大城七海さん(同)、南孝之輔君(平真小3年)、宮城ななみさん(奥間小2年)。

 式には選考委員の市原千佳子さんと松原敏夫さんも出席した。市原さんが、講評でそれぞれの作品の良いところを述べ、「自分だけが感じたことを自分だけが発見した言葉で書くことが詩では大事だし、楽しい。今日という日の晴れやかな気持ちを希望に変えていってほしい」と呼び掛けた。

第14回神のバトン賞に入賞した児童生徒たち=15日、那覇市天久の琉球新報社