【アメリカ】恒例ピクニック、500人超 北米沖縄県人会


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北米沖縄県人会のピクニックで、盆踊りを楽しそうに踊る参加者ら=17日、ロサンゼルスのウイッティア・ナロー公園

 毎年3月から10月まで雨が降らない南カリフォルニアで晴天が続く17日、北米沖縄県人会恒例のピクニックがロサンゼルスの隣接都市エルモンテ市のウイッティア・ナロー公園で開催され、500人以上の参加者でにぎわった。

 ゲストを代表して両親が沖縄生まれの南加日商のキティー・サンキ会頭、沖縄生まれのウェストコビナ市のジェームス・トーマ市長らが沖縄県人会の今後の発展を祈念するあいさつをした。

 参加者一同、ラジオ体操で体をほぐし、フラダンスを手始めに、アイ・テシマさんのお得意のモダン・ダンス、琉球舞踊、空手の演武、琉球國祭り太鼓など多くの演目が披露された。続いて9人の高校卒業生で大学入学が決まった学生に奨学金の授与が行われた。

 午後からはさらに琉球民謡や舞踊、カリン・オーシロさんによるウクレレ演奏、ウイリアム・ローガンさんによる現代音楽の紹介、子供たちの絵画コンテスト優勝者の発表、そして宮古島出身で大阪に沖縄料理店を経営する根間保さんと奄美サンシン島唄「結花」経営の本村敦子さんが、特別ゲスト出演し独自に作詞・作曲した沖縄メロディーの数々を披露した。

 「盆踊り」の旋律が流れると老いも若きも山内優子さんのリードで楽しそうに踊った。続いて綱引きが行われ、男女に分かれて楽しんだ。最後にくじ引き抽選券の発表があり、当選者は景品をうれしそうに持ち帰った。

 入り口受付でボランティアをしている学生のリサ・フルゲンさん(カリフォルニア州立大学ロングビーチ校)は「沖縄民謡を習っていて、沖縄の文化に興味がある」と楽しそうにほほ笑んだ。(当銘貞夫通信員)

大学入学が決まった9人に県人会から奨学金が贈られた=17日、ロサンゼルスのウイッティア・ナロー公園