【南大東】島に燃料を届けている船の休航などの影響により、ガソリンが品切れになっていた南大東村に14日朝、約1カ月ぶりにガソリンが届いた。南大東では今月8日から、島内唯一のガソリンスタンドでガソリンの在庫が切れ、軽油のみの販売を行っていた。約1週間ぶりの給油に、午前9時ごろからガソリンスタンドに次々と住民らが訪れている。
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島内で民宿を営む女性は、8日からレンタカーの新規の受付を停止し、既存の予約者のみへ貸し出しに変更するなどして、ガソリン切れをしのいだと振り返る。女性は「7月は駆け込みで島を訪れる人が多く、その後、船舶ドックに入ってガソリンが来ないという状況だった。夏休みで島外に出ている人も多く、この時期で良かったかもしれない」とほっとした様子で話した。
南大東には通常、燃料を載せた船が2週間に一度入港しているという。最後に燃料が届いたのは7月11日。その後、7月20日から8月7日まで年に一度の船舶ドックに入ったことに加え、例年の夏の需要を大きく上回る出荷量があった。7月末にかけて出荷量が増え、制限もかけていたが、間に合わず在庫切れの状態が続いていた。