リオ五輪、県勢は東京五輪につながる活躍


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 世界が注目する五輪の舞台には、小さな島国で生まれ育った県勢が東京五輪に期待をつなぐ活躍で、その名を印象づけた。

 重量挙げ男子62キロ級の糸数陽一(警視庁)は、全試技を成功させる安定感でメダル目前の4位。集大成の1つにする東京五輪に弾みを付けた。

 女子バレーボールに初代表入りしたレシーバーの座安琴希(久光製薬)は、反転攻勢につなげる的確な守備で存在感を示した。

 県勢2人が日本代表として臨んだ男子ロードレース。新城幸也(ランプレ・メリダ)はロンドン五輪の記録を大幅に上回る27位で、アシストとして初出場した内間康平(ブリヂストンアンカー)は途中棄権に終わった。

 県出身の親を持つ県関係者も奮闘し、多くの県民を沸かせた。32年ぶりとなった男子水球は5戦全敗に終わったが、母親が石垣島出身の棚村克行(ブルボンウォーターポロクラブ柏崎)がゴールキーパーとして力強さを見せた。父親が沖縄市出身の渡嘉敷来夢(JX―ENEOS)も、準々決勝まで進出した女子バスケットボールの中心として活躍を見せた。
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