国に普天間固定化回避求める 改修工事で宜野湾市長


この記事を書いた人 金城 美智子

 【東京】佐喜真淳宜野湾市長は25日午前、首相官邸で菅義偉官房長官と会談し、米軍普天間飛行場の補修工事に関して内容を市民に丁寧に説明するよう求めた。佐喜真市長は会談で「改修そのものが(普天間の)固定化につながることになることはあってはならない。政府として固定化につながらないという(工事の)中身を示していただきたい」などと求めた。佐喜真氏によると、菅氏は「(固定化阻止は)当然のことだ」などと述べた。

 会談には琉球大の大城肇学長も同席し、西普天間住宅地区(宜野湾市)への琉大病院移転に関し、次年度以降に見込まれる実施設計に向けた調査費や土地取得費などの財源確保を要請した。大城学長によると、菅氏からは「前向きな回答があった」という。佐喜真市長は24日に鶴保庸介沖縄担当相と会談したほか、26日には稲田朋美防衛相にも要請する。
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