自民党は17日、党総裁選立候補者9人による演説会を那覇市の那覇文化芸術劇場なはーとで開いた。1700人超(自民県連発表)の聴衆を前に立候補者それぞれが考える沖縄政策や外交、安全保障などについて訴えた。
出席したのは高市早苗経済安全保障担当相、小林鷹之前経済安保相、林芳正官房長官、小泉進次郎元環境相、上川陽子外相、加藤勝信元官房長官、河野太郎デジタル相、石破茂元幹事長、茂木敏充幹事長の9氏。
多くの候補者が沖縄振興と基地問題に触れた。米軍基地問題を巡って、石破氏が日米地位協定改定を強く訴えた。「主権国家の責任を果たしていくべきだ」として米軍基地の日米共同管理の必要性を主張した。また、上川氏が県内で相次ぐ米軍関係者による性暴力事件に触れ「基地関係者の性犯罪、性暴力は二度と起こさせない」と強調した。