保育士向けの保育園 県内初、中城に開園「ひらやす」


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入園式で歌う保育士(右端)と親子(左列)ら=1日午前10時、中城村登又のひらやす保育園

 【中城】県内初の幼稚園教諭・保育士向け事業所内保育所「ひらやす保育園」(中城村登又)が1日、開園した。平安勝子園長は「子育てとの両立で職場を離れる従業員が多かった。素晴らしい職員に働き続けてほしかった」と開所理由を語った。園によると、開所に合わせて職場復帰する職員が3人いる。

 同園は平安学園とへいあん福祉会が共同で運営。両法人の従業員を主な対象とする。国や県、村の補助を受け、平安幼稚園の庭の一部に新たに施設を造った。

 同日午前、園で入園式が開かれ、関係者らが開所と18人の入園を祝った。式で浜田京介村長は「保育関係者の子育て環境を整える画期的な取り組みで、村全体にとって大きな意義を持つ。行政も一緒に頑張っていきたい」と述べた。職員が紙で作った人形劇や歌で子どもたちを楽しませた。

 ひらやす保育園には1日、職員の子10人と村内に住む職員以外の子8人が入園。1日現在、県内で市町村の認可を受ける事業所内保育施設は19カ所で利用園児は436人となった。