3日に西表島を主会場に県総合防災訓練が行われるのに先立ち県は2日午後、図上訓練を実施し、災害対策本部会議を県庁で開いた。八重山諸島南西沖を震源としてマグニチュード8・7の地震発生を想定し、発生から約30分後の時点で確認できている県職員の安否や施設の被害状況などを各部局長が報告した。
本部長を務める翁長雄志知事は「人命を最優先に、持ち場で万全を尽くし、全庁的に応急対応に当たってほしい」と呼び掛けた。県が総合防災訓練の図上訓練を実施するのは2013年度以来3年ぶり。3日は住民の高台避難やヘリコプターを使用しての負傷者の搬送などを訓練する。
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