仲里・大城(北部農)挑む頂点 世界カデットレスリング 13日開幕


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佐久本嗣男副会長(右)から奨励金を受け取った仲里優力(左)と大城達人=5日、那覇市の県体協スポーツ会館

 13日からジョージアで開幕する2016年世界カデットレスリング選手権に、グレコローマンスタイル58キロ級の大城達人(北部農林高校3年)と同100キロ級の仲里優力(同2年)が出場する。仲里は8月の第32回全国高校グレコローマン選手権で優勝、大城も7位入賞した。世界大会には次代を担う若手として挑むだけに、両選手とも金メダルを目指し、意気込んでいる。

 同世界選手権にはこれまで県勢7人が出場し、上位進出した3人がアジア大会でも結果を残してきた。県体育協会は5日、大城、仲里の2選手に優秀選手奨励金を交付し、大会での活躍に期待した。

 県体協スポーツ会館で交付式が行われ、佐久本嗣男副会長が「最後の最後まで闘い抜く決意で、日本代表として活躍してほしい」とあいさつした後、2人にそれぞれ5万円を手渡した。

 全国選手権後の休息を経て、今週から本格的に練習を始めた仲里は「最後は気合と体力勝負。自分の有利な体勢で金メダルを狙いたい」と意気込んだ。大城も「前に詰めて相手より良いポジションで勝ち、同大会で県勢初の1位を取りたい」と気合を入れた。

 世界カデットレスリング選手権は13日からで、大城の試合は13日、仲里は14日に行う予定。