日本ハンドボールリーグ(JHL)の琉球コラソンは22日午後2時、沖縄市体育館で今季初のホーム戦を迎える。対戦相手は今季2分けの湧永製薬。リーグ前哨戦となる今月の第6回全日本社会人選手権大会で31-22と快勝した相手だけに、コラソンはホームの声援を味方に3連勝につなげたい。
コラソンは現在、3試合を終えて2勝1敗の4位。初戦は昨季4位の大同特殊鋼を相手にシュートミスなどが響いて1点差の惜敗。第2週のトヨタ紡績九州戦では後半に逆転し、GK石田孝一の好セーブもあって振り切った。
同週2日目の北陸電力戦も後半から主導権を握り29-26と快勝した。これまでの3試合は、前半に細かなミスが続いたが後半に攻守ともに歯車がかみ合い巻き返している。
今季は石川出の加入で趙顯章と合わせて攻撃力が増し、得点は3試合で計87点。現在1位のトヨタ車体97点、2位の豊田合成90点、3位の大同特殊鋼83点に引けを取らない。今季は攻守の交代の機会を増やしたことで出場選手が60分フル稼働できており、コラソンの機動力を発揮する場面が多い。
21日は興南高校体育館で、対湧永製薬のセットプレーやディフェンスの切り替えを念入りに確認した。
水野裕紀選手兼監督は「順位争いで負けられない相手だけに序盤からミス無く流れに乗りたい。守って速攻でリズムをつくっていく」と語った。