中部農林(食品部門)冷やし中華1位 うるまはうまいグランプリ


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社

 【うるま】うるま市の特産品ナンバーワンを決める「うるまはうまいグランプリ」がこのほど、市芸術劇場駐車場内で開催された。市の経済活性化を目指し、うるま青年会議所が初めて実施した。市内外の14企業・団体がエントリー。食品部門では、中部農林高校生徒が考案した「まーさんオクラの冷やしちゅーら」、デザート部門ではスイーツと雑貨の店「cam on(カモン)」の「黄金芋deワッフル」がグランプリを受賞した。

 会場は、うるまのモズクを使った「モズクポテト」や「ぬちまーす」を使った品など工夫を凝らした作品が並んだ。地元の食材をふんだんに使ったメニューに来場者は舌鼓を打った。

 食品部門グランプリに輝いた中部農林高校の作品は、市特産のオクラや野菜を盛り付けた冷やし中華。投票締め切り前に完売し、生徒は笑顔を見せた。2年生の照屋リネカさんは「本当に最高です。先生たちにもアドバイスをもらい、最後まで頑張って良かった」と受賞の喜びを語った。

 一方、デザート部門グランプリのカモンは、黄金芋と小豆、アイスをワッフルで包み込んだ和洋デザートを提供。大嶺裕社長は「常設店舗でのメニューにはないが、グランプリを取ったということで、店舗の方でも販売していきたい」と商品化への検討を始めた。

食品部門グランプリを受賞した「まーさんオクラの冷やしちゅーら」をPRする中部農林高校の生徒ら=うるま市民芸術劇場
デザート部門グランプリを受賞したcam onのスタッフ