【石垣】石垣市平久保の平久保崎灯台が日本の最果てにあり、非日常なロケーションを有しているなどとして日本ロマンチスト協会(長崎県、波房克典会長)から「恋する灯台」に認定された。波房会長ら関係者が9月26日、市役所に中山義隆市長を訪ね、「恋する灯台のまち」の認定証を贈呈した。
灯台を観光資源に地域活性化を目指すプロジェクトで、景勝地の灯台をロマンスの聖地として位置付けることで観光誘客につなげる狙い。日本ロマンチスト協会は非日常感の場所、物語感がある歴史、造形の美しさなど六つの要素で審査し、全国20地域21基の灯台を「恋する灯台」に認定。県内では石垣市だけが選出された。
今後、灯台を題材にした短編映画の制作やフォトコンテスト、ワークショップなどを展開し「灯台観光の機運を盛り上げたい」としている。
中山市長は「数ある灯台から石垣が選ばれ感激。平久保崎は観光客が増えているので、いい観光地になるよう取り組んでいきたい。今回の認定を記念するプレート設置なども検討したい」と認定を喜んだ。