【与那原】9月に実施された第3回高校生フォトグランプリ(日本写真芸術専門学校主催)で、県立知念高校3年の比嘉尚哉さんが初の「ブルース・オズボーン賞」に輝いた。
比嘉さんは、3月の卒業式を終えた後に紙吹雪の中を花束を手に喜ぶ先輩たちを活写した写真を中心に、海上に映える虹の写真を添えて5組作品に仕上げた。
比嘉さんが受賞した賞は特別審査委員のブルース・オズボーンさんを冠した賞で、オズボーンさんは比嘉さんの作品を「友達の感動、誇り、喜び、友愛を表現した組写真で、紅の写真を1枚加えることで感動が広がりHAPPYな気分になった」と評している。
オズボーンさんは13年前に「親子の日」を設定し、親子写真を撮り続け、4日から県立博物館・美術館県民ギャラリーで「ブルース・オズボーン親子の写真展」を開催中。
比嘉さんは知念高校写真部担当の照屋友理教諭と共に4日、写真展会場を訪れ、オズボーンさんと初対面し、受賞の喜びを伝えた。オズボーンさんは比嘉さんの5枚組写真にサインして「これからも頑張って、いい作品を撮って」と励ました。
高校生フォトグランプリでは同校写真部から3年の奥濱真未さんと2年の屋我朋奈さんが、それぞれ優秀賞となり、3年の小橋川〓幹さんと波照間千明さんが入選した。
(知花幸栄通信員)
※注:〓は「泰」の部首がしたごごろ