障がい者音楽 グランプリ 沖縄県代表「コンスタントグロウ」


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グランプリを受賞し、表彰を受けるボーカルの謝花勇武さん(右から2人目)=10日、東京都の東京国際フォーラム(コンスタントグロウ提供)

 障がいのある音楽家らによる国内最大級の音楽コンテスト「第13回ゴールドコンサート」(日本バリアフリー協会主催)が10日、東京都の東京国際フォーラムで開かれ、沖縄県代表で出場した「コンスタントグロウ」が代表曲「さくらはまだか」を披露し、グランプリに輝いた。ボーカルを務める車いすシンガーの謝花勇武さん(38)=宜野湾市=は「たくさんの人の支えがあってのグランプリ受賞だ」と周囲に感謝の言葉を述べ、喜びをかみしめた。

 謝花さんは「沖縄を背負ったつもりで来て、やる前までは極度に緊張していた。だが、ステージに立ったら緊張せず音楽を楽しむことができた」と振り返る。授賞式で次々とほかの参加者が表彰されていく中、名前が呼ばれずに「さみしい」と落胆していたが、グランプリで名前が呼ばれ、喜びが爆発した。発表を聞き、涙するメンバーもいた。

 11日にも都内のライブハウスで記念のワンマンライブを開催するなど精力的に活動。「音楽を売りたいのではなく、届けたい」との思いから、今後もCDの“ミリオン配布”にも一層力を入れていく。

 CDは無料で配布している。問い合わせは謝花さん(電話)090(7585)8181。