芸能・文化

比嘉光龍さんと学ぶしまくとぅば(1)戻てぃめんそーちー

 第6回世界のウチナーンチュ大会の開催まであと1週間に迫った。100年以上前、移民として世界に羽ばたいたウチナーンチュたちは、移民先の国で沖縄文化を継承し続けている。特に、しまくとぅばは日常で使われており、今も生活の一部だ。翻って「母県」の沖縄は、会話でしまくとぅばを使うことがほとんどなくなってしまった。過去の大会参加者からは「沖縄に帰ったのに、しまくとぅばが通じないのさみしい」との声も上がる。今度こそ、世界のウチナーンチュをしまくとぅばで迎えるため、うちなーぐち講師の比嘉光龍(ふぃじゃ・ばいろん)さんと一緒に学ぼう。(※琉球諸語には奄美語、国頭語、おきなわ語、宮古語、八重山語、与那国語がある。今回は「中間」と言えそうな言葉を探って紹介したけど、地域によって言い方は異なる。それぞれの地域の言葉を大切にしよう)

●光龍さんのプロフィル
 ふぃじゃ・ばいろん 沖縄キリスト教学院大学・沖縄国際大学の非常勤うちなーぐち講師、沖縄大学地域研究所特別研究員などの肩書を持つ。島袋盛敏氏が中心となってまとめた「沖縄語辞典」(国立国語研究所編)を駆使する理論派だ。沖縄芝居の名役者・真喜志康忠氏に、那覇言葉と首里言葉が交じる芝居言葉も習った。


(1)戻てぃめんそーちー
 「お帰りなさい」は、直訳する言葉がないが「戻(むどぅ)てぃめんそーちー」でどうだろう。日本語で「行く」の反対は「帰る」だけど、しまくとぅばでは「行ちゅん」と対になる言葉として「戻ゆん」が主に使われるんだよ。
 空港で世界のウチナーンチュを迎える際、ほとんどの人が「お帰りなさい」と歓迎しているけど、今回は「戻てぃめんそーちー」と言ってみよう。



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