1泊2日英語漬け 外国人と野外合宿 会話力に自信も


社会
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 【伊江】伊江村教育委員会(宮里徳成教育長)は村内の中学生を対象に、15日から1泊2日の日程で「イングリッシュ・イマージョンキャンプ」(英語漬けの野外合宿)を開催した。同村青少年旅行村キャンプ場での合宿で、生徒たちは食事作りやゲームなど、日本語が話せない外国人と全て英語でコミュニケーションを図り、寝食を共にしながら交流を深めた。

英語漬けの野外合宿「キャンプ・ハワイ・イン伊江島」で親睦を深める参加者=16日、伊江村青少年旅行村キャンプ場

 同村の中学生14人が参加した。ボランティアで、読谷村にある沖縄クリスチャンスクール・インターナショナル(マイケル・エッセンバーグ学園長)の外国人教師や生徒、北谷町にあるキーストンナザレン教会のメンバー、社団法人エンカンパス日本(東京本部)のラルフ・ジャスティニアノさんら約20人が協力した。

 今回のキャンプにはハワイ出身のスタッフも参加したことから「キャンプ・ハワイ・イン伊江島」と名付け、ハワイアン料理を楽しんだ。

 パイン入りマカロニサラダや、串に刺したチキンを炭火焼きしたハワイアンチキンケバブなどの作り方なども習い、異国の食文化を体験した。

 英会話レッスンを兼ねた聞き込みゲームや歌、スポーツ、食事の支度など全て英語で会話を交わし、ハンモックから満月も眺めた。

 参加した中学生は「常に英語が聞こえるので、自然に英語を話すことができた」「外国にいるみたいで楽しかった」「単語だけでも意思が伝えられたので自信がついた」などと話した。