2016年度「首里城祭」最終日となる3日午後、那覇市の首里城公園と公園周辺で琉球王朝祭り首里「古式行列」が行われた。
古式行列は琉球国王が、国の安寧と五穀豊穣を祈願するために、首里城下にある3カ所の寺を参詣する「三ケ寺参詣行幸」の行列を再現したもの。華麗な琉装に身を包んだ国王と王妃をはじめ、摂政、三司官らが首里城御庭(うなー)から守礼門、龍潭(りゅうたん)通りを練り歩いた。
初めて古式行列を見学した宮城朝太君(5)と朝理君(4)は、保育園で古式行列を再現したことがあるという。人垣の中で背伸びをし、行列が見える位置にたどり着くと口を開けたまま行列にくぎ付けになった。「本物もかっこいい」と、旗を持つしぐさをしながら話す朝太君。弟の朝理君は「いつか王様役をしたい」と話し、国王の歩き方をまねして遊んだ。【琉球新報電子版】
華麗な琉装で観衆魅了 首里城祭古式行列
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松永 勝利