国宝の輝き いつまでも 照喜名朝一さん、生年祝い公演


この記事を書いた人 Avatar photo 琉球新報社
喜びと感謝を込めて「述懐節」を独唱する照喜名朝一さん(右)と妻栄子さん=3日、浦添市の国立劇場おきなわ

 琉球古典音楽の人間国宝、照喜名朝一さん(84)の数え85歳のトゥシビー(生年祝い)を記念する「翔べ!! うた・三線2016 照喜名朝一寿公演 誠一つ・三線の縁」(琉球古典安冨祖流音楽研究朝一会主催、琉球新報社共催)が3日、浦添市の国立劇場おきなわで開催された。国内外の弟子200人余や交流の深い舞踊家らが出演し、照喜名さんを祝福した。

 ハワイの弟子たちが照喜名さんの曲をハワイ語、英語で歌うなど各地域の特色を生かした演目を歌った。照喜名さんはトゥシビーを迎えた喜びと周囲への感謝を込めた自作の歌詞で「述懐節」を独唱した。

 孫の琉斗ちゃん(5)、朝斗ちゃん(3)は組踊の抜粋「猿引き」で猿の踊りを上手に披露し、観客を沸かせた。

英文へ→Celebration performance for 85 year-old national treasure Choichi Terukina