戦後の激動に努力重ね 沖縄県功労者10氏表彰


この記事を書いた人 新里 哲
各分野での功績が評価され、表彰された県功労者=3日、那覇市のパシフィックホテル沖縄

 沖縄県は3日、2016年度の県功労者表彰式を那覇市のパシフィックホテル沖縄で開いた。翁長雄志知事が地方自治や教育、社会貢献、伝統芸能、スポーツ振興などの分野で功績を残した10人に表彰状を贈った。

 表彰されたのは元県議会議長の外間盛善氏(79)、元県教育委員会委員長の翁長孝枝氏(79)、沖縄学院校長・沖縄女性研究者の会理事の多喜美枝子氏(88)、国展審査員で琉球大学名誉教授の安次富長昭氏(86)、沖縄芸能協会相談役(元会長)の玉城政文氏(88)、元日本ウエイトリフティング協会監事の伊波清孝氏(80)、元県社会福祉事業団理事長の呉屋清徳氏(80)、元県ソフトウエア産業振興協会会長の板井裕氏(84)、沖縄戦戦没者の遺骨・遺品収集に携わり戦没者慰霊に貢献した國吉勇氏(77)、関東沖縄経営者協会名誉会長の重田辰彌氏(76)。

 功労者を代表して呉屋氏が「受賞者に共通するのは(戦後の)激動の時代でそれぞれの立場で地道な努力を重ねたことと、それを支える環境があったことだ。心から感謝している」と述べた。

※注:呉屋清徳氏の「徳」は「心」の上に「一」