旧空港跡、石垣市に売却へ 新庁舎用地、2万4千平方メートル


この記事を書いた人 志良堂 仁

 国有財産沖縄地方審議会(當真良明会長)が7日、那覇第2地方合同庁舎で開かれ、石垣市の旧石垣空港跡地の一部を、新庁舎用地として同市に売却することを了承した。浦添総合病院の2021年の移転・開院を検討する医療法人・仁愛会に、浦添市前田の国家公務員宿舎跡地を売却することも了承した。

 審議会は同日、両案件を諮問した沖縄総合事務局の能登靖局長に審議結果を答申した。
 石垣市への売却用地面積は2万4541平方メートルになる。本年度末ごろの時価で売却を予定。同市は19年度初旬の開庁を目指して、低層2階建て延べ床面積1万2470平方メートルの庁舎を建設する。概算事業費は約64億円を想定している。
 仁愛会への売却用地面積は3万9321平方メートル。18年3月に入居者の退去が完了するため、18年度に売却を予定する。【琉球新報電子版】