バレーの基本小学生に指導 豊見城で元全日本・佐伯さん


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児童にパスやトスなどの姿勢から丁寧に指導した佐伯美香さん=3日、豊見城市豊崎の豊見城市民体育館

 【豊見城】バレーボールを通して子どもたちに夢と希望を持ってもらおうと、豊見城市民体育館(仲里佳朗館長)は3日、元全日本女子バレーボール代表の佐伯美香さんを招いた「ミズノビクトリークリニック」を同体育館で開催した。午前の部は小学生対象に行われ、豊見城市内の10チームから約140人が参加。佐伯さんは基本的なパスやトスなどの姿勢から指導した。児童らは真剣な表情で、トップレベルの技を学んだ。

 3人一組で行われたつなぎの練習では、声を掛け合いながらプレーする大切さを強調。「声を出すことで、周りの人は次の準備ができる。はっきり声を出してほしい」とアドバイスした。

 総括で佐伯さんは「ただ何となくボールに触れるのではなく、どこに持って行きたいか、意識を持つことが大事だ。あとはコートの中で声が出るよう、これからの練習を頑張ってください」と児童らにエールを送った。

 児童を代表して、長嶺クラブの具志堅心結(みゆう)さん(12)=長嶺小6年=が「習ったことをこれからの練習やプレーに生かせるよう頑張りたい」とあいさつ。参加者全員でお礼の言葉を述べた。
 午後は豊見城高校、豊見城南高校、小禄高校のバレー部を対象に指導した。