支える心つなぐ 浦添でがん患者ら24時間リレー


社会
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 がん患者やその家族同士の交流促進などを目的に「リレー・フォー・ライフ・ジャパン2016沖縄うらそえ」(主催・同実行委員会、日本対がん協会)が12日、浦添市てだこホール前のてだこ広場で始まった。参加者らが13日昼ごろまでの24時間、交代で会場内の周回コースを歩き、がんの予防などをアピールする。

リレー・フォー・ライフ・ジャパンで24時間のリレーイベントをスタートする参加者ら=12日、浦添市のてだこ広場

 12日の開会式で、乳がん、大腸がんを患った川元恵美子さん(73)=豊見城市=が夫の紀昭さん(76)とマイクを握り「『語り愛、分かち愛、支え愛、ちむぐくる沖縄』のイベントテーマを心に持ち、歩き続けよう」と呼び掛け、がん患者らが先頭を切って夜通しのリレーをスタートした。

 副実行委員長も務める恵美子さんは「患者同士が触れ合うことで、大きな支えになる。家に閉じこもりがちな人も多いと思うが、ぜひ参加してもらいたい」と呼び掛けた。

 参加費は千円で、患者支援活動への寄付となる。13日は午前10時30分から鼓衆若太陽のエイサーなども披露される。問い合わせは(電話)090(8559)3478、上原まで。