県事務事業、温室効果ガス15年度排出10・7%減


この記事を書いた人 金城 美智子
環境基本計画推進会議で話し合う委員ら=17日、県庁

 環境へ配慮した取り組みを率先して実行するため、県の部長級らでつくる環境基本計画推進会議(会長・安慶田光男副知事)が17日、県庁であり、環境保全率先実行計画の2015年度の取り組み状況結果と、第2次県環境基本計画の同年度の進み具合が報告され、了承された。

 県の事務事業における温室効果ガスの排出量は、15年度が15万5069トンで、基準となる09年度と比べて、10・7%減った。県は、20年度の排出量を09年度比で21%削減する目標を掲げている。

 環境基本計画では、生活排水対策重点地域の指定など、公共用水域の水質汚濁を防ぐための水質環境保全啓発推進事業が、計画より「大幅遅れ」と報告された。市町村との合同調査や環境教育の実施などの改善案が提案された。
【琉球新報電子版】