同性カップルも市営住宅入居可能に 那覇市 早ければ1月にも


この記事を書いた人 新里 哲

 那覇市は、戸籍上の性別が同一の人同士のカップルを結婚関係相当と認める「市パートナーシップ登録」をしたカップルも市営住宅に申し込みができるよう準備を進めている。早ければ2017年1月から可能になる見通し。

 市営住宅の申し込みはこれまで、6親等以内の血族、3親等以内の姻族に限られており、戸籍上の親族でない者同士は申し込みができなかった。

 那覇市は7月8日からパートナーシップ登録制度を導入し、証明書を交付している。市は、証明書の提示でこれまで親族に限られていた手続きが可能になるよう検討しており、親族のみが可能だった手術などの同意も、パートナーシップ登録をしたカップルでも可能になるよう、市立病院と調整を進めている。

 市営住宅の募集は来年1月10日から始まる予定で、郵送で申し込みを受け付ける。空室の状況にもよるが、申し込みがあった中から抽選で入居者を決める。(田吹遥子)