【東京】政府は13日の閣議で「クメジマボタル」「ミヤコサワガニ」など県内の動植物27種を「国内希少野生動植物種」に指定し、捕獲や譲渡を禁止することを決めた。今回の国内希少種の指定は全体で33種で、これまでに指定されたものを含めると合計で208種となった。
国内希少野生動植物種は、個体数が著しく少ないか減少傾向にあることや、生息地の環境悪化などが懸念されている種について、「種の保存法」に基づいて指定する。指定後は必要に応じて生息地など保護区の指定や保護増殖事業を実施することで、種の保存を図る。
今回指定された県内生息種は昆虫1種、貝3種、甲殻類4種、植物19種。沖縄諸島からは動植物14種、先島諸島からは動植物8種、大東諸島からは植物5種。
環境省は2020年までにあと約180種を指定する方向で検討している。