【名護】若宮健嗣防衛副大臣は16日午前、名護市役所に稲嶺進市長を訪ね、垂直離着陸輸送機MV22オスプレイが名護市安部の海岸に墜落したことについて「県民、地元の皆さまに大変なご心配をかけた。大変申し訳なく思う。米軍へこういった事故ないように厳重に十分な注意するよう申し伝えた」と謝罪した。
稲嶺市長は住民の安全が脅かされる墜落に強く抗議し「オスプレイ配備をただちに撤回すること、普天間をただちに閉鎖すること、辺野古新基地建設を撤回することを強く要求する」と求めた。
若宮副大臣は「在日米軍司令官に事故の原因究明に関し、できる限り早く明らかにすべきだということと安全を確認するまでオスプレイの飛行中止を申し入れている」と説明した。
稲嶺市長は2015年10月26日に同市役所上空で、米軍機が空中給油に使用するホースとみられる物体を出したまま飛行した際の空中給油機の写真を示し「海上だけではない。これは市庁舎の上空だ。陸域でも行われているのではないか」と海域での訓練であるとの米側、沖縄防衛局側の説明を疑問視した。
【琉球新報電子版】
英文へ→Nago Mayor demands withdrawal of US Marine MV-22 Osprey from Okinawa