【今帰仁】今帰仁村の社会福祉法人乙羽会(我喜屋宗重理事長)は8日、同会内で「菊芋薬膳料理交流会」を開いた。村今泊婦人会の20人が参加。村内の農場で、無農薬栽培で収穫した菊芋を使用した。
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嘉陽宗重栄養課長は「名前はイモだがイモ類でなくキク科の植物で、デンプン(糖質)が少なく、代わりに食物繊維(水溶性食物繊維)を大量に含んでいる」と説明。国際中医薬膳師の資格を持つ佐野幸管理栄養士が菊芋を使ったレシピや効能などを説明し、参加者は味わいながら耳を傾けた。
菊芋には「イヌリン」という成分が含まれ、腸内の乳酸菌やビフィズス菌などの善玉菌を活発にし、腸を健康に保ち、糖の吸収を抑え、がん予防にも効果があるといわれていると説明した。同会の畑で利用者にも提供しようと、今後は栽培も計画されている。
参加者は興味津々に食し「おいしい」「くせもないね」など会話を弾ませながら菊芋薬膳料理を楽しんだ。施設内の炭酸泉足浴やマッサージなども楽しみ、心身共に体をリフレッシュさせた。
(新城孝博通信員)