無事故・無災害を祈願 糸満消防が出初め式 各地の消防も


社会
この記事を書いた人 松永 勝利
服装点検を行う上原昭市長(左)ら=6日午前、糸満市大里の糸満市消防本部

 【糸満】南部地域の各消防本部では6日、2017年の出初め式が行われた。糸満市大里の糸満市消防本部では、消防殉職者に黙とうをささげた後、上原昭市長らによる服装点検や車両点検が行われ、1年間の無事故・無災害を祈願した。消防や防火活動に尽力した7人の表彰も行われた。
 上原市長は「消防行政は事故や災害現場で弱者となりうる市民の要請に確実に応えるため、職団員一人一人が平時から積極的に訓練を重ね、職務の重大性を認識することが重要」と訓示を述べた。
 賀数淳消防長は「社会情勢の多様化と急速な高齢化に確実に対応するには、各業務の高度化と隊員一人一人の技術と知識の習得、錬磨が求められる。気持ちを新たに誠心誠意職務に取り組む」と決意を述べた。
 出初め式の後は、幼年消防クラブの保育園児によるエイサーの演舞や女性防火クラブによる炊き出しなども行われた。【琉球新報電子版】