琉球銀行(金城棟啓頭取)は6日、加工されていない「生(き)の芸術」と訳される「アール・ブリュット」の常設展示ギャラリーを那覇市久茂地の本店1階に設置した。アール・ブリュットは、障がい者らが自らの感性に従って作った芸術作品を指す。ギャラリーには沖縄を代表する作家4人の7作品が展示されている。
今回展示された作品はいずれも若竹福祉会(村田涼子理事長)に所属する佐久田祐一さん、志多伯逸さん、狩俣明宏さん、喜舎場盛也さんの4人によるもので、花火やバスなどを題材にした作品が並ぶ。
6日午前のオープニングセレモニーで、琉銀の金城頭取が「芸術は人間にとって本質であり本能だ。展示された作品には4人の力強さを感じ、心に訴えてくる」と話した。
琉銀はアール・ブリュットの展示会を2001年から開催するアートキャンプ2001実行委員会を、助成金などを通じて支援していた。